前編、中編、後編にわたって、自邸の建築工事の流れをご紹介します。
ご紹介する家づくりのスケジュールは以下の通りです。
『10月』プランニング開始
~翌年~
『3月』基礎工事開始
『4月』下地貫、タイベック、断熱材施行
『5月』プラスターボード施行
『5~7月』仕上げ
これまで『5月』プラスターボード施行までをご紹介しました。
今回は最後の『5~7月』仕上げについてです。
『5~7月』仕上げ
ここまでくると大工さんの仕事が完了しています。同時に少し寂しい気分になります。
大工さんと入れ替わりに、タイル屋さん、塗装屋さん、クロス屋さん、水道屋さん、空調屋さん、電気屋さん、ガス屋さんといった、多くの業者が出入りして、結構バタバタしていた時期でもあります。
外壁の漆喰も上塗りが完了しました。わずかな凹凸が、見る位置や光の加減によってさまざまな表情を生み出します。
外壁の色は、黄色の玄関扉をランドマークとして引き立たせる為、相性が良い黒色に近いグレーを選択しました。
トイレのクッションフロアの貼り付けが完了しました。
アンティーク照明にマッチした空間にする為、クッションフロアのデザインも冒険しました。笑
貼り付け当時は「ちょっと派手すぎたな……」と少し後悔しましたが、アンティーク照明が設置されると、アジアンリゾートっぽく?なり違和感が払拭されました。
クロスを貼り終えると、内観がほぼ完成します。この時期に家具や家電を購入しました。
ターコイズの壁色が強いので、ダイニングは控えめなグレーを選択しました。
テーブル、チェアの樹種は、硬くて耐久性があるオーク材です。(少し重いのが難点です。)
チェアの背もたれが体にやさしくフィットして座り心地がとても良いです。
その他にソファ、ベッド、ソファテーブル、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、炊飯器、除湿機、乾燥機、掃除機、パソコンなどほぼ買い揃えて、引渡し当日~2日にわたって全て到着するよう、日付指定しました。
カフェなどで見かけるモザイク立体星ランプです。行きつけの家具屋で購入しました。
明かりをつけると、立体的に影が広がってとても素敵です。
リビングにエアコンが取り付けられました。
リビング、ダイニングがL字になっている為、電力効率や快適性を考慮して、リビングに1台、ダイニングに1台と、エアコン2台持ちにしました。
洗面所に造作の可動棚、水栓が取り付けられました。
可動棚は5段で奥行きもあるので、着替えだけではなく、入浴剤や、シャンプーの詰め替え用、ドライヤーやシェーバー、風呂掃除道具も収納しています。
水栓はマチルダ製のニッケル色にしました。マチルダ水栓はヨーロピアン・アンティーク調でデザイン重視です。
2バルブ混合水栓なのでお湯の適温調整が難しく、水圧は強めです。
マチルダ水栓のサイトを掲載させていただきます。興味のある方はご参考下さい。↓↓
キッチンに窓を設計していなかったので、大工さんが、プラスターボード施工中に、「キッチンが暗くなりそう」とアドバイスしてくれました。
そこで、ホールにニッチの小窓をつくって対策しました。わずかですが陽の光も入ってきます。
それだけでなく、家に帰ってきたのをキッチンから確認できるので、突如の変更でしたが設けて正解でした。
勉強机兼書斎カウンターに、教科書やランドセルを入れる可動棚がつきました。あとは、仕上げ用のワックスを塗れば完成です。
ペンダントライト、ダウンライト、パントリーの可動棚、換気扇、タイルがデザインされキッチンもほぼ完成です。
上部の食器棚は、食器を見せたくなかった為、モザイクガラスを採用しました。
アーチの下がり壁がついたパントリー内部は、少し分かりづらいですがネイビー仕上げです。
カウンターキッチンのタイルはディンプル面と呼ばれ、完全なフラットではなくわずかに凹凸があります。白い色でも冷たさを感じさせず、周囲の明かりを優しく反射します。 手触りも心地よいです。
カーテンも取り付きました。ターコイズの壁色が強いので、カーテンも控えめな白色と灰色のストライプを選びました。
その代わり、レースカーテンは少しこだわって水玉模様にしました。
玄関扉も黄色に塗られ、玄関も完成しました。
規則性無いデザインコンクリートにワイルドさを感じます。
1番最後の仕上げはウッドデッキでした。
手すりのたすき掛けデザインも打ち合わせで検討しました。
最後に動画を掲載しておきます。
最終的にはこのように仕上がりました。↓↓

自邸が完成し、新しい生活のワクワク感、これから大きなローンを背負う使命感、賃貸暮らし卒業の空虚感など、様々な感情が入り交じっていました。
そういった感情も一時的なもので、すぐに新しい生活に慣れ、家づくりして良かったなという満足感だけが残りました。
参考になるかわ分かりませんが、このブログを読んで、家づくりの流れをなんとなく把握してくれたら幸いです。